稀にトレーニングをしている最中に貧血を起こしてしまうトレーニーがいます。
トレーニングは貧血を引き起こす原因になるのでしょうか。
普段から貧血気味の方はトレーニングを避けるべきなのでしょうか。
今回はその辺りに関して解説していきます。
是非参考にしてください。
トレーニングと貧血の関係
結論から申し上げますと、『スポーツ貧血』という言葉があるように、現在のところトレーニングと貧血には因果関係があると考えられています。
スポーツ貧血とは、長時間の有酸素運動等を行った際に、足の踵を打ち続ける衝撃が赤血球を破壊し、ヘモグロビンが血球外に溶出する『溶血』という現象によって貧血の症状が引き起こされる事を言います。
また、大量の発汗による鉄分の喪失等、トレーニングを行っている際は通常時に比べると貧血を起こしやすいと言えるでしょう。
従ってトレーニング指導中に貧血の症状を感じた場合は、トレーニングが貧血を引き起こした可能性も考えられるため、一旦トレーニングは中断して、安静にして頂くように徹底しています。
もしお一人でトレーニングされている際に貧血の症状を感じた場合は、無理をしないで一旦トレーニングを中断して安静にする事を強くお勧めします。
貧血の原因と対策
貧血の主な原因は鉄不足であると言われています。
特に生理によって定期的に鉄が失われる女性の方が貧血を起こしやすい傾向にあります。
稀にトレーニング中に貧血の症状を感じる程度であれば特に気にする必要はないと思いますが、普段から貧血気味であると自覚のある方に関しては、まずはトレーニングを行う事よりも食生活の見直しを行って、体力的に余裕があると感じた時に軽い運動を行う程度に留めた方が良いでしょう。
具体的には、吸収率が高い『ヘム鉄』を多く含む食材を多めに摂る事をお勧めしています。
ヘム鉄が多い食材例
| 100g当たりの鉄含有量 | |
| 豚レバー | 13mg |
| 豚ヒレ | 1.1mg |
| 牛レバー | 4mg |
| 牛ヒレ | 2.8mg |
| カツオ | 1.9mg |
| イワシ | 1.8mg |
| あさり | 3.8mg |
摂取時のポイント
鉄分を摂取する際にビタミンCを同時に摂ると摂取効率が向上すると言われています。
- ピーマン
- ブロッコリー
- キウイフルーツ
- イチゴ
- ネーブルオレンジ
- レモン
- キャベツ
これらの食材と同時に摂取する事を意識してみてください。
注意点
過剰摂取は避けましょう。
厚生労働省に定められている鉄の耐容上限量(mg/日)は以下の通りとなります。
| 年齢 | 男性 | 女性 |
| 8~11歳 | 35 | 35 |
| 12~14歳 | 50 | 50 |
| 15~29歳 | 50 | 40 |
| 30~49歳 | 55 | 40 |
| 50歳以上 | 50 | 40 |
鉄分を過剰に摂取すると今度は別の健康被害のリスクが発生します。
摂取量を増やすと言っても上限値は超えないよう注意しましょう。
また、ヘム鉄が多く含まれる食材は動物性タンパク質に含まれる食材です。
動物性タンパク質の摂取量を増やすとお腹の調子が悪くなる場合もありますので、そちらに関しても注意が必要となります。
動物性タンパク質の摂取量を増やす際の注意点をまとめた記事がありますので、良ければそちらも参考にしてください。
また、どんなに食生活を見直しても貧血の症状が改善されない場合は、一度病院で検査を行う事をお勧めします。
稀にではありますが病気のサインである場合もあります。
病院で検査を行う事は気が進まないと思われるかもしれませんが、ご自身、ご家族、ご友人のためにも一度しっかり検査を行って頂きたいと思います。
その他
食事での摂取が難しいという場合はサプリメントをお勧めしています。
忙しくて毎日の食事メニューにそこまで気を使えないという方でも、サプリなら簡単に目標摂取量を摂取する事が可能です。
サプリメントの使用に抵抗が無い方は是非検討をしてみてください。
まとめ
- トレーニングと貧血には因果関係がある
- トレーニング中に貧血が起きたらトレーニングは中断する
- 普段から貧血気味の自覚がある場合は食生活の見直しを
- 改善しない場合は一度しっかり検査する
いかがでしたでしょうか。
あまり知られてはいないのですが、トレーニングと貧血には因果関係があり、アスリートの中にも貧血の症状に悩む方がいます。
貧血に悩んでいる方、トレーニング中に貧血の症状が現れる事に不安を感じていた方、そういった方達の参考となって、トレーニングだけでなく生活の質が向上するお手伝いになれば嬉しいです。


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